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セントラルオタゴワイナリー訪問ツアー スタッフブログ ~クイーンズタウンより

ニュージーランド南島クイーンズタウンからのワイナリーツアー。ワインに恋してしまっているスタッフの日常を綴っています。

ギブストン・バレー・ワインズ 収穫25周年記念パーティ

[ 2012/09/16 ]
ギブストン・バレー・ワインズ収穫25周年を祝うパーティが行われました。昼間グランドテイスティングに参加したその興奮冷めぬままに夜の部に突入です。

ドレスコードは”Black Tie”。すなわちフォーマルです。皆ここぞとばかりにドレスアップしてお出かけです。普段ぶどう畑で働いている姿しか見たことのない人たちもドレスアップしていて、そんな姿を見るのもなんか新鮮でした。
送迎バスを利用し、ギブストン・バレー・ワインズのワイナリーに到着。きれいな桜がお出迎えしてくれました。

ギブストン・バレー収穫25周年パーティー1 ギブストン・バレー・ワインズ収穫25周年記念パーティーー2


まず歓迎のワインは、
Gibbston Valley Le Fou Rieseling 2011 「ギブストンバレー ル・フール リースリング2011 」

ギブストン・バレー ル・フール リースリング2011


やや甘めでやや低アルコールのリースリングを飲みつつ、カナッペ(おつまみ)をつまみながら談笑を楽しみます。ワイナリーのカウンターの人たちも昼間から飲んでいたのかな?と思わせる和やかさ。

そして、ディナーが始まる前にワイン貯蔵庫であるカーブも見学です。仕事でお客様も案内して何回も入っていますが、今回はここを見て、「あ~、昼間テイスティングしたワインはここで寝てたんだなあ」あらためて感慨に浸りました。

ギブストン・バレー ワイン貯蔵庫 ギブストン・バレー ワイン貯蔵庫ケーブの中


ぞくぞくと人が集まり、ディナー会場であるBarrel Hall(バレル・ホール)に移動です。160名を超す参加者の席は指定席となっていました。入口でテーブル番号を確認。
私たちの席は14番シャルドネのテーブルです。振り返るとすぐ後ろにはグラント・テイラーが座っていました。

ギブストン・バレー 収穫25周年記念パーティ シャルドネ席


席についてサーブされたワインは
Gibbston Valley Pinot Gris 2011 「ギブストンバレー ピノ・グリ2011 」

ギブストンバレー ピノ・グリ2011


現在のワインメーカーであるクリストファー・キースが司会者となり、現在の経営者であるGreg Hunt(グレッグ・ハント)の挨拶から始まります。彼は創始者のアラン・ブレイディの偉業をたたえ、最初のワインメーカーであるRob Hay(ロブ・ヘイ)やグラント・テイラーの業績に感謝の意を示しつつギブストンバレー・ワインズの歴史を紹介していきます。

そしてその創始者であるアラン・ブレイディの挨拶が続きます。彼の手元には、昼間見たファーストヴィンテージの1987年が!いわく、「これはおそらく世の中に2本しか残っていないワインの一本で永久に開けることはないだろう。あ、でも、後でこっそり開けるかもしれない。多分おいしくないだろうけどね。」

そして、ようやく食事です。
ピノ・グリに合わせて提供されたスターターは、「ホタテのカリフラワーピューレ添えとチリとフェンネルのチョリソー 」

ホタテのカリフラワーピューレ添えとチリとフェンネルのチョリソー


チョリソーのちょっと辛い感じとホタテのまったりとした味わいがピノ・グリにぴったりでした。

次のワインは
Le Maitre Pinot Noir 2011 「ル・メートル ピノ・ノワール2011 」
そしてそれに合わせた食事(前菜)は
「ローストダックとポテトのコンフィ、セントラルオタゴのチェリーソースがけ 」

ギブストン・バレー ル・メートル ピノ・ノワール2011 ローストダックとポテトのコンフィ


このワインは、創始者のアラン・ブレイディの顔が描かれたワインです。ギブストン・バレー最古のヴィンヤードであるホームブロックのぶどうを使ったシングルヴィンヤードのピノ・ノワール。今日のパーティにぴったりですね。

続いてのワインReserve Pinot Noir2009「ギブストン・バレー リザーブ・ピノ・ノワール2009年 」
そして合わせた食事(メイン)は
「シカ肉のステーキとシカ肉のコッテージパイ ギブストンバレーのワイルドタイムソース添え」

ギブストン・バレー リザーブピノ・ノワール2009年 シカ肉のステーキとシカ肉のコッテージパイ 


合間には、チャリティーオークションも行われます。

ギブストン・バレー 25周年記念 チャリティー


今回のパーティは、病気の子供たちを支援する組織Cure Kidsのための寄付金を集めるのも目的としています。アラン・ブレイディ、ロブ・ヘイ、グラント・テイラーが壇上に上がって貴重なワインを宣伝し、プロのセリ氏によってオークションにかけられて行きます。その中には2011年リザーブピノ・ノワールのダブルマグナムのダブルと思われるワインもありました。通常の8倍ってことはマチュザレム?この日集まった寄付金は19000ドルだったそうです。

そして、デザート
「ピスタッチオのクリームビュルレ、クロムウェルのドライアプリコットとはちみつ」
そしてワインは、ラベルのないワインが出てきて、それは2012年レイトハーベストでした。

ピスタッチオのクリームビュルレとギブストン・バレー レイトハーベスト



その後に、リザーブ・ピノ・ノワール2008年も出てきました。なんか、スタッフが勝手に開けちゃった感じ?
バンドの演奏も始まり、どんどんワインが進んでいきます。私たちは合間にアランブレイディや、グラント・テイラー、ロブ・ヘイを捕まえて記念撮影。
日本人代表としてがんばって?きました。

なんだかよくわからなくなってきたところで、深夜を過ぎてからお迎えのバスが来てパーティーはお開きとなりました。
でも、全然悪酔いしませんでしたよ。おいしい食事とワイン。最高の一日でした。

ギブストン・バレー・ワインズ 収穫25周年記念パーティ


これを機に、このような機会を逃すことがないようにちゃんとギブストンバレー・ワインズのワインクラブに入ろうかな、と思うのわ~るでした。

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ギブストン・バレー・ワインズ グランド・テイスティング(後半)

[ 2012/09/11 ]
前半に続いてギブストン・バレー・ワインズ グランドテイスティング後半編です。

後半は、テイスティング第3部より。Flight Three GT Classics。題して「GTクラシック」
ヴィンテージは2001年、2002年、2004年、2005年。
GTって何かって思いますよねえ。これは、ギブストン・バレー・ワインズで14年間ワインメーカーを務めたグラント・テイラー(Grant Tayle)の頭文字です。カリスマワインメーカーGT。

第1部、第2部に比べて、注がれるワインの量が増えて来るのが面白い。
またこのあたりのヴィンテージになってくるとなんとなくなじみのあるワインになってきます。

ギブストンバレー グランドテイスティング GTクラシック


2001年は、ギブストン・バレー・ワインズでスクリューキャップを使い始めた最初の年になります。
グラント・テイラーが、コルクによるワインの汚染を防ぐため、ワインの品質をより確かに保持するためスクリューキャップを取り入れました。
そのせいか、第2部の1999年や2000年に比べて数年の違いしかないのにかなり色合いが明るい気がします。2000年は少しオレンジ色がかった程度のルビー色。2002年はやや濃いめのルビー色。共にまろやかでやわらかいワインでした。特に2001年はエレガントさを感じるとてもきれいな余韻が残りました。

気に入ったのは、2005年。濃いルビー色。土臭さと、プラムやチェリーの果実の香り。味わいは、ダークチェリーやプラムの果実味と、カカオ、少しスパイシーさもあり複雑です。今でもフレッシュです。やわらかい酸味やタンニン。そして長めの余韻。

2005年は比較的最近飲んだことのあるワインでしたが、その時よりも今回は飲みごろという感じがしておいしゅうございました。

続きまして第4部。Flight Four Modern Times。題して「現代」
2008年、2009年、2010年、2011年。
これらのワインは、現在のワインメーカーであるクリストファー・キースが手掛けたワインです。なんとなく、グラント・テイラーの時代は古典で、現在は俺様の時代なんだよって、クリストファー・キースが主張しているようで面白い。

ギブストンバレー グランドテイスティング モダンタイム


さらに注がれる量が増えました

ギブストンバレー グランドテイスティング 第4 現代


第3部の比べるとさらに色合いが明るいです。最新ヴィンテージの2011年は紫がかったルビー色です。
さすがにどれもフレッシュさのあるワインです。
特に気に入ったのは、2010年。色合いはやや紫がかったルビー色。香りはプラム、ダークチェリー、少しすっとしたミントの香りが少しする爽やかでフレッシュな香りです。味わいは、プラムやチェリーたっぷりのフルーティさとカカオ。余韻にスパイシーさが残ります。生き生きとしたワインです。まあ、多分古いワインを試飲した後だけに余計フレッシュに感じたのかもしれません。

2011年もこれから先期待できる味わいでした。2010年、2011年は値段が上がる前に、今のうちに買っておくことをお勧めしますよ。

ギブストンバレー グランドテイスティング 会場の様子


テイスティングの合間の話しも面白かった。これは、グラント・テイラーがクリストファー・キースの横で話している様子。最初はソファーに座ってくつろいでしゃべっていだんですが、参加者からよく聞こえないし見えないから立ってよなんて言われて立ったところです。

今回の試飲を通じてギブストン・バレー・ワインズがコンスタントに素晴らしいワインを生み出していることがよくわかりました。クリストファー・キースいわく、品質が安定しているのは、ワイナリーが確立した自社畑を持っていることに負うことが大きいとのことです。

そして、セントラルオタゴのピノ・ノワール10年経ってもおいしい。特に1990年の衝撃は忘れられませんね。

ギブストンバレー ピノ・ノワール 1990年


最後に、アラン・ブレイディに彼の本にサインをしてもらって記念撮影。本を持って行ったのかって?もちろんです。彼のことはちょくちょく見かけるのですが、いつも本を持ち歩いているわけじゃないですから、サインをしてもらう機会なんてありません。好々爺という感じのアラン・ブレイディ、「君たちはラッキーだね。この本はもう増刷しないんだよ。」なんて言いながらにこやかに応じてくれました。
Enjoy Pinot! と書いてくれました。

ついで、クリストファー・キースがそっとアラン・ブレイディ―に手渡したファーストヴィンテージ1987年のボトルも奪い取って記念撮影(これは残念ながら開けませんでしたが。)

ギブストンバレー ピノ・ノワール ファーストヴィンテージ1987年


このワインから全てが始まったのですね。

そして、この興奮はさらに夜の部へと続くのでした。 (のわ~る)

ギブストン・バレー・ワインズ グランド・テイスティング(前半)

[ 2012/09/10 ]
去る9月1日(土)、一生に一回であると思われる貴重な体験をすることができました。

セントラルオタゴで最も古いワイナリーの一つであるギブストン・バレー・ワインズのグランド・テイスティングです。
最初のヴィンテージが1987年というこのワイナリーの1990年~2011年のバーティカル・テイスティングです。

これは、初ヴィンテージから25周年を記念したイベントの一環として行われました。
本来はワインクラブのメンバーを対象としたイベントなんですが、これは一生に一回あるかないかの貴重な機会、みすみす見逃すわけにはいきません。私たちもなんとか潜入してまいりました。

クイーンズタウン街中にあるQRC(クイーンズタウン・リゾート・カレッジ)が会場です。中に入ると約50人の席が用意されています。

グランドテイスティング会場 QRC ギブストン・バレー・ワインズ グランド・テイスティング会場



予定より20分も早く到着したせいか、ほぼ一番のりちょっと意気込みすぎたかな

現在のワインメーカーであるChristopher Keys(クリストファー・キース)たちがワインのボトルを開けたりして準備をしていました
これが本日の主役ワインたち。1990年~2011年の総14本のワインです。

ギブストン・バレー・ワインズ グランド・テイスティングのワイン


壮観ですね。おのずと興奮が高まります。そんなに興奮しているのは私たちだけかと思ったら、他の人たちも同じだったようで、次々と到着した人たちそれぞれがやはり写真を撮っていました。

古いボトルにはほこりがついたまま。時代を感じます。

ギブストン・バレー・ワインズの創始者Alan Brady (アラン・ブレイディ―)や、第2代ワインメーカーであり、このブログでおなじみのGrant Taylor(グラント・テイラー)をはじめ、ワイン愛好家たちがぞくぞくと集まってきて、いよいよテイスティングが始まりました。

テイスティングは、4部にわけて行われました。

まずは、Flight One Pioneer Pinot Noir。題して先駆者のピノ・ノワール
ヴィンテージは1990年、1992年、1993年。

このうち、1990年は世界に4本しか残っていないワインのうちの3本が提供されたようです。

これはいったん全員外に出され、グラスにワイン注がれてから戻り、着席して試飲開始です。ので、注いでいるとこを見ていません。室内はし~んと静まりかえって、みんな真剣に試飲しています。

ギブストン・バレー グランドテイスティング 第一部


20年以上たつワイン達ですが、明らかに一つ色が違います。他2つが明らかにレンガ色である中、そのワインはややレンガ色ががった程度の濃いルビー色。味わいもそのヴィンテージだけ明らかに生きていました。
普通は左から古い順だよな、と思いつつ、色と味から多分これが1993年で右が1990年かなと思っていたら、なんと逆でした!!22年のピノ・ノワール。驚きは他の人たちも同じだったようです。

クリストファー・キースも思わず告白。
”ボトルを開けて試飲した時に、思わず飲みこんでしまった。とてもはき出せなかった。”

創始者であるアラン・ブレイディも回顧します。
”このワインがリリースされた時に、イギリスからFAXを受け取ったんだよ、あの有名なワインライターであり、マスター・オブ・ワインのJancis Robinsonからね。いわく、このワインはスターです。ブルゴーニュのようで、セイボリーでアーシーで。そして、たくさんの果実味、複雑味もあります。”とね。

現在でもプラムの果実味があり、森林の土臭さがありタンニンも残っていて重厚さを感じることができました。
セントラルオタゴのピノ・ノワールの可能性の奥深さ改めて実感する体験でした。

お次は、Flight Two Golden Years。題して「黄金時代」。
1996年、1999年、2000年。

ギブストン・バレー グランドテイスティング 第2部門


今度は、目の前で注いでくれたのでヴィンテージを間違えようがありません。

ギブストン・バレー・ワインズ グランド・テイスティング 第二部門


先程に比べるとどれも明るい色をしています。気に入ったのは1999年。色あいは、レンガ色がかったルビーで、香りが乾いた木や、ドライイチジクといったようなちょっと枯れた感じがする印象でしたが、味わいが驚くほどにフレッシュ。ドライフルーツ等の果実味、リコリッシュやカカオ、生き生きとした酸味。果実味も複雑味あるワインでした。

この興奮はさらに後半へと続きます。(のわ~る)