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セントラルオタゴワイナリー訪問ツアー スタッフブログ ~クイーンズタウンより

ニュージーランド南島クイーンズタウンからのワイナリーツアー。ワインに恋してしまっているスタッフの日常を綴っています。

キングスミル ティペット・ダム ピノ・ノワール2008

[ 2012/11/25 ]
本日のワインです。

「Kingsmill Tippet's Dam Pinot Noir 2008」
キングスミル ティペット・ダム ピノ・ノワール2008

キングスミル ピノ・ノワール2008 

このワインの造り手であるKingsmill Wines(キングスミル・ワインズ)は、セントラルオタゴのバノックバーン地区に位置するブティックワイナリーです。

セントラルオタゴは、1860年代以降ゴールドラッシュで賑わった地区ですが、金を採掘する方法の一つとしてスルーシングがよく使われました。スルーシングは水圧で、金を含む砂礫層にを洗い流し、緩められた砂礫層と金は水路を通され、その間に底に沈んだ金を集める方法です。バノックバーン地区は、水圧で洗い流された後の崖、一見風化してしまって半砂漠化したようにみえる崖があちこちに見られます。

そしてスルーシングに必要な水をためるために高台にダムが造られたわけですが、そのダムの一つが、ティペット・ダムというわけです。

ゴールドラッシュが沈静化した後は、こういったダムや水路は、果樹園栽培の灌漑に再利用されました。

そして、2000年にこのティペット・ダムを含む一帯をPhillip Horn とDonna Abramsが買い求め、ぶどうを植え始めました。最初のヴィンテージであるピノ・ノワール2006年は、Bragato Wine Award にて金メダルを獲得し高い評価を得ました。そして今では12000本のピノ・ノワールが植えられています。


さあ、そのキングスミル ピノ・ノワールの2008年です。

キングスミル ティペット・ダム ピノ・ノワール2008


色は深いルビー色。

香りは、果実、ハーブ、スパイス、オーク、花の複雑にまざりあった香り。はっとるするぐらい濃厚な芳香です。

味わいは、熟したブラックチェリー、プラム等の果実。控えめなスパイス。熟成を感じさせるまろやかなタンニンとやわらな酸味。長めの余韻。ミディアムボディの凝縮感のあるやさしいワインです。

もうすぐ12月。本格的に夏へ向かっていく季節となりましたが、まだまだ朝晩は冷え込む日があります。
そういう肌寒い時にぴったりなワインでした。
ですが、まだきりっと冷えた白やロゼワインがおいしいという暑~い日があまりありません。

ところで、心配なのはぶどうです。セントラルオタゴは世界最南端のワイン産地、ただでさえニュージーランドで最も冷涼な気候であるのに、この11月は例年よりも涼しかったのです。実際ヴィンヤードは何回か霜の被害に見舞われました。来年のぶどうの収穫は2、3割減るかもしれないという話しも聞きます。来月花が咲いて、そのあとどれくらいが結実するかがわかる時期になると、さら詳しい予測がでることでしょう。

無事ぶどうの花が咲き、結実することを祈るのわ~るでした。

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ハイキングしながらワイナリーに行こう!

[ 2012/11/19 ]
皆さん、お久しぶりです。一ヶ月ぶりにブログ更新をするニックです。一ヶ月経つと日照時間もかなり長くなってて、日の出6時頃、日の入りは何と!!21時です。こんなに長いんですよ。そこで今日は天気が良かったのでハイキングしながらワイナリーに行ってきました。場所は世界最南端のワインの産地セントラルオタゴ、ギブストン地区にあるハイキングコース(ギブストン・リバー・トレイル)です。クイーンズタウンから車で20分の場所にあります。それではハイキングの様子を写真とともに紹介します。

ハイキングの出発地点は、商業バンジージャンプ発祥地『カワラウバンジージャンプ』駐車場です。
出発地点 
ここから片道6.7キロ歩いてペレグリン・ワイナリーを目指します。そして、後ろを振り返るとバンジージャンプの橋が見えます。

カワラウ・サスペンション・ブリッジ 

この時期になると岩場に紫色の花が咲き乱れます。
タイム 
タイムの花です。僕はこのタイムの甘い香りが大好きです。この付近のワインにタイムの香りを感じることがよくあります。だからこの地区のワインが好きなのかな。

少し歩くとカワラウ川が見えてきました。これから川に沿って歩いていきます。あまりに綺麗なので絵の中に入ってしまったような感覚に襲われます。
 カワラウ川
カワラウ川 
カワラウ川 
ランチ 
道に至る所にベンチがあって休憩することができます。

ペレグリン・ワイナリー ペレグリン・ワイナリー
目的のペレグリン・ワイナリーに到着です。少し遠回りしたのでここまで2時間かかりました。早くワインを飲ませてくれ~


ワインセラー 
隼(はやぶさ)の羽をイメージして造られた近代的なセラードアです。では、入ってみましょう♪

店内 
店内も近代的です。そして待ちに待ったワインです。まずは渇いた喉に冷えたロゼワインを頂きました。桜をイメージするような淡いピンク色です。香りはストロベリーや綿菓子などの甘さを感じます。味わいは、色にも感じたようにやさしさを感じました。すごく素敵なワインです。このロゼワインは100%赤ワイン品種『ピノ・ノワール』で造られています。

ロゼワイン 

そして、白ワイン品種のソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・グリ、リースリングと続き、最後に赤ワイン品種のピノ・ノワールを頂きました。

ピノ・ノワール 
左(ペレグリン・ピノ・ノワール2011)、右(サドルバック・ピノ・ノワール)

新ヴィンテージ2011年ピノ・ノワールを飲むことができました。味わいはフレッシュでまだまだ、かたい感じがするけど全体的にバランスが取れていて今飲んでもかなり美味しかったです。2010年よりも美味しいかもしれません。販売価格45ドルとかなり強気な価格設定です。もう少し安ければ買うのになぁ。

たくさんのワインを試飲させてもらい、歩いた疲れが吹っ飛びました。この勢いで往路に向かいます。その前に畑を見学させてもらいましょう♪

ペレグリン・ワイナリー ギブストン・バレーの畑 
新芽 
新しい生命が生まれていました。あと4ヶ月もすると葡萄の実をつけて、そして美味しいワインになっていきます。ここから2013年ヴィンテージのはじまりです。ワクワクしてきます。

さぁ!あと5キロ歩いて帰ります。ニックでした。